日本酒をいただいたけれど、そんなにたくさん飲めない、そういって困っている人はいませんか?
おいしいうちに飲みきりたいけど、そもそも賞味期限ってどれくらい?
日本酒は腐るものではありませんが、賞味期限を過ぎると風味が落ちてきてしまうことも。
まだ余っている状態でも、自分の好みが変わって余ってしまうこともあります。
でも、飲みきれない日本酒を処分するなんてもったいない!
料理はもちろん、美容にも使える日本酒の使い道を紹介します。
日本酒の賞味期限はどれくらい?
日本酒の賞味期限は未開封であれば1年くらい、開封済みであれば5日くらいです。
とはいってもこれは日本酒をそのまま飲むことを前提にした期限。
この時期を過ぎても飲めなくなってしまうわけではなく、風味が落ちていくというもの。
料理や肌につけるといったことであれば、冷蔵庫に保管すれば数カ月は悪くならずに使えます。(我が家の場合)
買ったけど、あまり好みではなかったかも・・・。
好みの味でなかったときや、気分的に「別のお酒を飲み始めたいな」というときには、我が家では地酒をバンバン料理に使っています。
日本酒をたっぷり使う料理はコレ
常夜鍋(じょうやなべ)
一晩中食べても飽きない、毎日食べても飽きない、といったことから名づけられた「常夜鍋」。
作り方も材料もシンプルですが、シンプルゆえに飽きがこないというのも納得がいきます。
材料
- 豚薄切り肉・・・200g
- ほうれん草・・・2束
- だし昆布・・・1枚
- 日本酒・・・400cc
- 水・・・400cc
- ポン酢やゴマだれといったつけ汁・・・適量
作り方
- ほうれん草は軽く下茹でしてアクを抜く
- 鍋に水を張ってだし昆布を入れて、しばらく放置する
- 鍋を火にかけて、沸騰直前で昆布を取り出す
- 酒を入れてよく煮立たせる
- アルコールが飛んだらほうれん草と豚肉を入れて火を通す
- つけ汁につけて食べる
材料は豚肉とほうれん草だけというシンプルさ。もともとは一人用の鍋料理との記述もありました。
我が家ではほうれん草のアク抜きが面倒なために、アクがない小松菜で代用することが多いです。
しっかり煮立たせてアルコールを飛ばすので、小学生の娘でも食べられます。
簡単に大量の日本酒を消費できるため、いただき物が重なったときには大活躍のレシピです。
豚の角煮
レシピによっては日本酒が入らないものもありますが、うちの角煮は日本酒が入ります。
日本酒の作用でトロットロの角煮ができますよ!
材料
- 豚もも肉・・・500g
- 日本酒・・・400cc
- 水・・・豚肉がかぶるくらい
- しょう油・・・200cc
- 砂糖・・・大さじ4杯
- 生姜・・・1かけ分
- にんにく・・・1かけ分
※生姜とにんにくはチューブでもOKです。その際は3cm位入れてくださいね。
【作り方】
- 豚肉をフォークなどで刺して穴をあける
- 豚肉をタコ糸で縛るか、ネットに入れる
- 豚肉以外の材料を鍋に入れて沸騰させる
- 豚肉を入れて弱火にして、落し蓋を乗せて30分ほど煮る
- ひっくり返してさらに30分ほど煮て出来上がり
味付けは同じで、豚バラ肉を使ってもOKですよ!
調味料と煮る前に、あらかじめ豚を水から茹でると臭みが減ると思います。(面倒なので私はやりませんが・・・)
本来であれば角煮は豚のバラ肉を使うのですが、私はあの分厚い脂が苦手なので「もも」か「ヒレ」を使っています。
ヒレを使うともも肉よりヘルシーですが、ちょっとポソポソした感じになりますね。
何といっても、この角煮は日本酒と一緒に食べてもおいしい!
うま味や甘みが強い日本酒と合わせると、最強ですね。
意外なものに日本酒をちょい足しするアイディア
カレー
カレールーを入れる前の煮込みの段階で、日本酒を100cc入れて煮込みます。
その分、水は減らしてくださいね。
日本酒のアミノ酸の作用で、お肉が柔らかくなりうま味を引き出してくれます。
しっかり煮込むのでアルコールも飛びますよ。
カレールーを入れた後に日本酒を入れてしまうと、お酒の臭いが主張されてしまうのでルーを入れる前の投入がベストです。
ごはん
ご飯を炊く際に、大さじ1杯ほどの日本酒を入れてご飯を炊きます。
ふっくらと香りがよく、ツヤツヤのご飯が炊けますよ。
いつも買っていたお米が買えず、おいしくない米だった・・・なんていうときにもお酒を入れて炊けば味がよくなります。
日本酒の分のお水は差し引いて炊いてくださいね。
日本酒の入浴剤でお肌ツルツル&体ポカポカ
湯船にコップ1杯の日本酒を入れて、入浴すればお肌もツルツル、体もポカポカあったまります。
このときの日本酒でベストな種類は「純米酒」です。
純米酒は米と水だけで作られるため、アミノ酸も豊富。
アルコールの作用で血管が広がり、血流がよくなる、リラックス効果が高まるといったことが見込めます。
醸造アルコールが入っているものでも余っていればお風呂に使っても大丈夫です。
しかし、「料理酒」として売られている「発酵調味料」や「醸造調味料」を入れるのはNGです。
塩分や砂糖などが添加されていることがあるので、ベタベタすることがあります。
塩分が肌の刺激になることもありますよ。
お風呂に入れる際には「日本酒」「清酒」と記載されているものにしましょう。
子どもがいるお宅は日本酒風呂は避けるか、少量にとどめてくださいね。
日本酒の香りと湯気を一緒に吸い込んでしまうと、飲まなくても酔っぱらってしまいますよ。
子どもはアルコールに敏感に反応します。心配なときはやめておいた方が無難ですね。
まとめ
日本酒をたくさん消費するレシピとアイディアを紹介しました。
お祝い事やお土産などでいただいた日本酒がたくさんあって困る、というときにお役に立てるかと思います。
日本酒というと煮物ばかりに目が行きがちですが、ワインを使っているような料理に日本酒を使うこともできます。
また、種類によっても風味が大きく変わることも。
日本酒を飲まなくても、味の違いが分かるのでとても面白いですよ。