先日買った日本酒が1本空きましたので、酒蔵へ買い出しへ行きました。
本来ブログにのせるのであれば、酒蔵の見学をしたものを見ていただきたいですが、このご時世。
それが難しい状況であることをお許しください。
と、いうわけで日本酒を応援しよう!という名目の、ただの買い物(!)を報告します。
滝澤酒造:菊泉(きくいずみ)へ
伺ったのは埼玉県深谷市にある「滝澤酒造」です。
煙突のレンガが見事ですよね。
深谷はレンガの町として昔から栄えました。東京駅や赤坂離宮のレンガも深谷から運ばれたものなのですよ。
深谷にはいくつか酒蔵がありますが、レンガ作りのところがここ以外にもあります。
滝澤酒造は煙突、麹室、貯蔵蔵がレンガでできています。
レンガは保温性と保湿性に優れていて、温度管理が難しい麹つくりには最適だということなんですね。
いざ入店。最初に目に飛び込んだのは鮮やかな酒粕
歴史を感じるお店に入ると、若いお姉さんが対応してくれました。
ずらりと並んだ日本酒の瓶より手前に、すごいものを発見。
ピンク色の酒粕!
酒粕にしては、ずいぶん鮮やかなピンクでインパクトも強いですよね。
これは買わないわけにはいきません。
酒粕は発酵が進むとピンク色になっていきますが、「ロゼの酒粕」は発酵のピンク色がついたわけではありません。
「菊泉ひとすじ ロゼ」の酒粕はロマンチック
人気の発泡日本酒のひとつ、「菊泉ひとすじ ロゼ」という商品をこちらでは作っています。
瓶内二次発酵させてにごりを一切含まない、シャンパンと同じ製法で作られたために、日本酒なのにロゼのシャンパンのようです。
どうしてロゼのシャンパンのようなピンク色がつくかというと、「赤色酵母」を使っているから。
薄いピンク色は桜の花びらのようで、華やかな席の乾杯酒にもピッタリですね。
この「菊泉ひとすじ ロゼ」の副産物である酒粕も、赤色酵母のおかげでピンク色になるというわけです。
「菊泉ひとすじ」と「菊泉ひとすじ ロゼ」はフランスで行われるフランス人のための日本酒コンクール、Kura Master2019・スパークリングStandard部門で金賞を受賞しています。
澄み切った色と味、発泡の具合など、フランス人をも納得させる、実力のある発泡日本酒です。
にごり酒や微発泡の日本酒は認定されない、ということからも、なかなか貴重な日本酒なのではないでしょうか。
見た目よし、味よしの桜色の酒粕でつくった甘酒
味の予想など全くない状態だったので、とりあえず「冷たい甘酒の作り方」のレシピで作ってみました。
まずは、火にかけずそのままで。
色がきれいなので、ワイングラスに入れてみました。
飲んだときの第一印象は、
「全然甘酒っぽくない!」でした。
酒粕特有の濃い香りがあまりせず、イチゴというかベリー系の香りがします。
甘くはありませんがコクもあるので、さっぱり味のイチゴミルクのようです。
これは炭酸で割って飲んだらおいしいはず!
次は火にかけて温かくして飲んでみましたが、これもさらりとした味わいで、ゴクゴク飲める感じです。
楽しませていただきました。
下戸におすすめの日本酒は?
日本酒が好きなのに下戸だ、という人におすすめのものは、どれですか?
お店の人を困らせる質問を、ここでもしましたよ。
ちょっと考えてから紹介してくれたのは、
「彩のあわ雪」瓶内二次発酵の発泡日本酒、アルコール度数8%の純米生酒です。
アルコール度数が低く、飲みやすいのでいくらでも飲めてしまいます。
下戸の人だと、油断して飲みすぎてしまうので気をつけてくださいね。
店員さんの忠告を思い出してから、夕食のときに飲んでみることに。
「レモンスカッシュ?」一口目の印象はこんな感じです。
でもレモンスカッシュのように「レモンの酸っぱさMAX!」「炭酸MAX!」という感じはなく、上品な飲み口です。
レモンスカッシュって飲んだ後に歯がキシキシしませんか?当然ですがそのようなこともありません。
もちろんレモンは入っていませんよ。なのに、この爽やかさ。
確かに、これは飲みすぎてしまうかも。下戸には危険ということがわかります。
この日の夕食はハンバーグでしたが、ひき肉の脂っぽさがスッキリと流されて、最高に相性の良い組み合わせで楽しめました。
食前酒でも、食後のデザートとしても楽しめますよ。
定番の「上撰 菊泉」も購入
地元の人から毎日のお酒として親しまれている、「上撰 菊泉」も購入しました。
おすすめの飲み方は常温かお燗とのことなので、ぬるめのお燗にしましたよ。
ぬる燗くらいの温度で飲みましたが、最初に唇につけたときのピリッとした感じがなく、すんなり口に入っていきました。
「冷や」だと少し違うのかな?
日本酒の苦手な人は、口に入る瞬間のピリッとした感じが嫌だという人もいると思うのです。
アルコールのせいでしょうか。
あの感触が全くなく、スルっと口に流れる感じ。
昔から親しまれているお酒とのことだったので、ガツンとした味かと思いきや意外でした。
720mlで税別825円はお得。交通費かけてもまた買いに行きたいです。
まとめ
私のお買い物日記にお付き合いくださり、ありがとうございます。
深谷は大河ドラマや新札にも起用された渋沢栄一で、かなり盛り上がっています。
市内の北部は養蚕が盛んだったこともあり、独特な家の構造も見られる文化的価値も高い場所ですよ。
今度は渋沢栄一の生家の近くの記念館にも、行って見ようかと思っています。
基本情報
会社名:滝澤酒造株式会社
住所:〒366-0826 埼玉県深谷市田所町9-20
電話番号:048-571-0267
営業時間:9:00~18:00
定休日:土・日・祝日
※駐車場はお店の向かいに4台ほどのスペースがあります。
※クレジットカードは使えません。現金かPaypayでの支払いが可能です。
公式ホームページはこちら