甘酒というと温めて飲むことが多いため冬のイメージがありますが、甘酒は夏の飲み物であることを知っていますか?
「甘くてトロっとした飲み物を夏に飲む気にはなれない。」
そんな人もいるかもしれませんね。
確かに温かい甘酒を、夏に飲む気にはなれません。
では、冷やしたらどうでしょう。
キンキンに冷えた甘酒を、お風呂あがりに飲んでみるのはどうですか。
お風呂あがりにはいつもビールを飲んでいる人も、体のことを思ってたまには甘酒にシフトしてみるのもいいですよ。
甘酒を夏に飲んだ方がいい理由と、5分でできる冷やし甘酒の作り方を紹介します。
そもそも甘酒は夏の飲み物
甘酒は、日本書紀にものっている歴史のある飲み物です。
日本書紀は720年に完成した歴史書であることから、ずいぶん古いですよね。
この頃は神様へ捧げる米のお酒、という位置づけだったようです。(諸説あります)
平安時代には宴会の席で飲まれていたとの、記述も残っています。
江戸時代に入ると甘酒は庶民の飲み物になり、夏バテを防ぐための滋養強壮剤のような飲み方をしていました。
甘酒に使う酒粕にはアミノ酸がたっぷり入っていて、体の疲労回復効果が高いのですよ。
そんなことからも「甘酒」は夏の季語。
冬に甘酒で温まるのもいいですが、夏に飲んでこそ甘酒の良さが生かされるというわけです。
酒粕を使った冷やし甘酒の作り方
実際に作ってみたところ、5分かかりませんでした。
ハンドブレンダーを使ったからなのですが、ミキサーでももちろんOKです。
もちろん、この二つがなくても冷たい甘酒は作れます。
<材料>
- 酒粕・・・50g
- 砂糖・・・15g
- 水・・・300cc
- 塩・・・ひとつまみ
塩は味を引き締めるほかに、夏の塩分不足を補う役割もあります。
塩分を気にする人は入れなくても大丈夫ですよ。
使うのはハンドブレンダー、もしくはミキサーです。
火は使いません。
<作り方>
- 材料を全部容器に入れる
- スイッチオン
- 出来上がり
実際に作っているところを見てみましょう。
道具はこちらです。
![](https://gekosyufufoodlife.com/wp-content/uploads/2021/05/image17-1.jpeg)
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では早速材料を用意します。
使う酒粕はこちらです。
![](https://gekosyufufoodlife.com/wp-content/uploads/2021/05/image16-1.jpeg)
容器に酒粕を入れます。
![](https://gekosyufufoodlife.com/wp-content/uploads/2021/05/image14-1-1.jpeg)
砂糖を入れます。
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きび砂糖と上白糖のブレンドを使っていますが、なんでも大丈夫です。お好みでどうぞ。
砂糖を入れたら、塩と水を入れます。
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![](https://gekosyufufoodlife.com/wp-content/uploads/2021/05/image12-1.jpeg)
材料がすべて入ったので、攪拌(かくはん)します。
![](https://gekosyufufoodlife.com/wp-content/uploads/2021/05/image6-1.jpeg)
混ざったらコップに注いで、出来上がりです。
![](https://gekosyufufoodlife.com/wp-content/uploads/2021/05/image4-2.jpeg)
ブレンダーで攪拌している時間は1分もないので、計量から出来上がりまで5分でできてしまいます。
![恵利](https://gekosyufufoodlife.com/wp-content/uploads/2021/04/image0-2-150x150.png)
私もアルコールに強くないので、運転する予定がある前には飲まないようにしています。
アルコールを飛ばしてしまいたいときは、ブレンダーをかけてから火にかけるとアルコールが飛びます。
火からおろしてまたブレンダーをかけると飲み口が滑らかになるので、面倒でない人はこちらの方が飲みやすいかもしれません。
上の材料よりも濃い目に作って、氷で薄めてもいいですね。
今回使ったのは写真にもありますが、大吟醸の酒粕でした。
上の分量で作ったら、かなりさっぱりした味わいで、夏にピッタリでしたよ。
もっと濃く作って、炭酸で割るのもいいですね。
製氷皿で凍らせて甘酒シャーベット、なんていうのも夏向きのデザートとしていいのではないでしょうか。
![恵利](https://gekosyufufoodlife.com/wp-content/uploads/2021/04/image3-1-150x150.png)
今のハンドブレンダーは氷も砕けるのか!
10年前のモデルにはなかった機能なので、進化していますね。
アレンジレシピのアイディアを5つ紹介
ただ飲むだけじゃつまらない、そんなときには変化球もありですよ。
甘酒はいろいろなものと相性がいいので、試す価値ありです。
シャーベットにしてかき氷シロップをかける
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まず甘酒をシャーベット状に凍らせます。
うちの急冷凍庫だと1時間以内でシャーベット状になります。
長時間入れるとカッチカチになってしまうので、注意しないといけません。
そんなシャリシャリのシャーベットに、イチゴシロップをかけて食べるとおいしい!
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甘酒のほんのりミルキーな味にフレッシュな果実味が合わさり、グレードアップしたかき氷に変身しますよ。
しっかり凍らせてから、かき氷器で削ってもいいですね。
牛乳で割って飲む
見た目は全く変わりませんが、牛乳を入れるとコクが出て濃厚な味わいになります。
タンパク質も摂れるので、栄養面もいいですよ。
アルコールをしっかり飛ばせば、子どもにもいいですね。
乳酸飲料と割って飲む
乳酸飲料のさわやかさが生きた甘酒が、飲めますよ。ヨーグルトでもいいですね。
乳酸飲料に砂糖が入っているので、甘酒の砂糖が多いと砂糖たっぷりになってしまうので注意です。
飲み口がよくてゴクゴク飲めますので、飲みすぎにも気をつけましょう。
コーヒーに入れて飲む
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意外な組み合わせですが、コーヒーにミルクを入れたような味になります。
甘酒の甘さが苦手という人も、コーヒーと一緒であれば甘酒特有の甘さも気になりません。
スッキリと飲めますよ。冷やし甘酒であればアイスコーヒーに入れられますね。
日本酒と割って飲む
大胆にも日本酒と割ってしまう、という方法もあります。
日本酒が苦手でも甘酒は飲める、という人におすすめです。
日本酒が苦手な人であれば香りが舞わない、冷たい甘酒と割ると飲みやすくなります。
甘酒に対して日本酒の量が、多すぎないようにしてくださいね。
まとめ
温かい甘酒もおいしいですが、暑くなってくると冷たい甘酒も飲みたくなりますよね。
夜遅くまで仕事をして、疲れてしまったときには甘酒を飲んでいました。
コンビニにある栄養剤はカフェインが入っているものが多く、寝付けないのが怖かったからです。
甘酒であれば滋養強壮の効果も、寝つきがよくなる効果もあります。
肝心の疲れも翌日は軽くなっていることが多かったですよ。夏のつらさに冷やし甘酒、覚えてくださいね!
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