秩父市の大型公園、ミューズパークのすぐ近くに秩父錦の「酒づくりの森」はあります。
いつも行く酒蔵とはちょっと違う雰囲気だな、と期待しながらドライブ。
荒川を渡る橋から見える木々の緑がとてもきれい。川のせせらぎも涼やかでなんとも気持ちがよかったです。
カーナビの案内で到着すると酒づくりの森は、大きな観光物産館と酒蔵資料館がある観光酒蔵でした。
資料館に入ろうとしましたが、「売店で声をかけてください」と立て看板があったので、まずは売店へ行ってみます。
大規模な売店!観光センターのような安心感
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売店には日本酒のほかにも、焼酎、リキュール、といった酒類、秩父の特産品や限定のお菓子などが売られています。
奥にはソフトクリームが売られているところも。
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座って食べられるスペースもありましたよ。
ソフトクリームは食べてみたかったのですが、アルコールが入っているとのことで食べられませんでした。
飲酒運転ダメ、絶対!
今度は夫と一緒に来よう。
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試飲スペースもありました。
団体で来れば、ここでも説明を聞けそうですね。
商品の多さに圧倒されていましたが、今回の目的はこちら。
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夏限定の甕口酒(かめくちしゅ)です。
冬限定の甕口酒を半年、冷温貯蔵させたものを3,000本限定で販売しています。
夏酒とはどんなものなのかと、興味津々。
![お店の人](https://gekosyufufoodlife.com/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
冬の甕口酒とは違って荒々しさが落ち着いて、フレッシュさを残しつつも飲みやすくなっています。
限定品に弱い私ですが、アルコール度数は20度と日本酒としてはかなり高め。
そのまま飲む以外の方法を聞いてみました。
![お店の人](https://gekosyufufoodlife.com/wp-content/themes/cocoon/images/man.png)
ロックで飲む方もいらっしゃいますよ。でも私はそのままが一番おすすめですかね。
うーん、やはりそうですか。
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帰宅後、まずはそのまま飲んでみます。
一口目の印象は「スッキリしていて、アルコールのきつさがあまり感じられない」でした。
アルコール度数が20度もあるのでもっと、ガツンとくるのかと思いきや、すんなり口に入っていきます。
アルコールが強いのにあまりピリピリした感じがありません。うま味が強いからかな?
フレッシュな感じ、とはこのことなのだなとも納得。奥深さよりも、さっぱり感の方があります。
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先日飲んだ「柳蔭」の方がアルコールのピリッとした感じがありましたね。
ロックで飲んでみるとさらに飲み口がすっきりとして、スルスル飲めるようになりました。
このスッキリ感が「夏酒」らしさなのかもしれません。
資料館では貴重な道具や仕込み蔵の見学も
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1人で行ったのに、貯蔵部屋に案内してくれてなんと説明までしてくれました。
説明を受けながら見学できるとは思っていなかったので、大感激!
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写真のタンクは、高さが3m、1万L(一升瓶6,000本)貯蔵できるものです。
年間通して、部屋の温度は常に11~12℃を保っているとのこと。
冬は部屋の中の方が温かいと感じるそうです。
さらに上の階へ案内されたところは、木の香りがする資料館でした。
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昔の道具や帳場などが展示されていて、矢尾本店の歴史年表も。かなり見ごたえのある資料館です。
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熟成した醪(もろみ)からお酒を濾すときの槽(ふね)も置いてありましたよ。
中から仕込みの蔵もガラス越しに見られます。
観光物産館は無料で入れますが、資料館の入場料は200円かかります。
今回はお客が私だけの貸切状態だったので、説明を受けられただけかもしれません。
混みあっているときはこの限りではないのでご承知くださいね。
どうしても説明を受けたいときは、予め問い合わせすることをおすすめします。
定番のお酒はこちら
地元の人が日常的に飲むお酒を紹介してもらいました。
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飲み口が柔らかく、少し口に含んだだけなのに空気感を感じるお酒でした。
毎日のお酒というには少しリッチな雰囲気を感じましたね。
ピリッとした感じよりも、ふんわりとした印象のお酒です。
純米酒も紹介してくださいましたよ。
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特別純米酒は米の味が生きた、うま味の強いお酒でした。
アルコールのツンとした感じはあまりなく、日本酒ならではの香りを楽しめるけど飲みやすい印象です。
常温と燗で飲みましたが、深みのある味です。
おでんと一緒に飲みたくなるようなお酒ですね。
日本酒が苦手な人におすすめするならコチラ
最初はこちらをおすすめされました。
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夏限定の星座のお酒でアルコール度数が14度と低めです。
パッケージがなんともロマンチックですね。
限定は「甕口酒」を買うことにしていたので、通年売られているものから再度おすすめしてもらいました。
それがこちら。
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アルコール度数が14度と低めのものです。
ほかにも吟醸と本醸造があったのですが、純米が好きなのでこちらをチョイス。
一口目の印象は「やさしい」でした。
甘くはないのですが、舌に乗った感じがフワッとする感じなのです。
日本酒特有のチリチリした感じがなく、ふんわり口にまとわる感じ。
羽衣のような、といったら言い過ぎでしょうか。それくらい飲み口がよかったですね。
「物足りない」と思う人もいるかもしれませんが、私にはこれくらいがちょうどいいかもしれません。
まとめ
秩父の山々に囲まれたロケーションで、なんとも気持ちの良い場所にありました。
駅からは少し離れているので、バスかタクシーを使ったほうがいいですね。
車で行っても駐車場は広くて、停めやすかったです。
酒づくりの資料館としてはかなり充実していますので、秩父に来た際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
面白い発見があるはずですよ!
基本情報
会社名:株式会社矢尾本店
住所:埼玉県秩父市別所字久保ノ入1432
電話:【酒づくりの森】0494-22-8787
営業時間:【酒蔵資料館】9:00~16:30 【観光物産館】9:00~17:00
定休日:火曜日(不定休)・年始
公式ホームページはコチラ
※カード各種(アメックスとJCB以外)とpaypay使用可能
※駐車場有
※酒蔵資料館は入場料が200円(団体20名以上でひとり180円)かかります。