頬のシミをレーザーで取る施術を受けました。
20年以上ある大きなシミをどうにかしたいと思って、美白化粧品やサプリメントを試していましたが、一向に効果は表れず。
これ以上同じことをやっていても不満が募るばかり、と一念発起してレーザー治療を受けることにしたのです。
その経過をお見せできたらと思い、記事にしました。
これからレーザー治療を考えている人は、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
皮膚科でレーザー治療
レーザーでシミ取りの治療が受けられるのは、皮膚科か美容クリニックです。
しかし、全ての皮膚科でレーザー治療ができるわけではないので、事前に美容治療をおこなっているかの確認が必要です。
美容クリニックであればほとんどの場所で、レーザーによるシミ取りの治療が可能かと思います。
レーザー治療と一口にいっても使う機械の種類はさまざまです。
私が使用したのは「Qスイッチヤグレーザー」という機械でした。
Qスイッチヤグレーザーは、効果は高いと言われていますが、治療後のダウンタイムが長いことがデメリットでもあります。
ダウンタイムとは、通常の生活ができるようになるまでの期間のこと。
ダウンタイムの間は、皮膚を保護するテープを貼ったり、かさぶたがはがれないように洗顔に気をつける必要があります。
では、実際に私のシミがどのように変化していくのかを写真でみていきましょう。
50歳手前のおばさんのすっぴんですから、肌はきれいではありません。
途中、皮膚変化の写真も人によっては刺激が強いおそれがあります。
閲覧にご注意ください。
治療前のカウンセリング
もともとのシミの濃さはこれくらいです。1番気になるのは右頬の大きなシミで、20年以上悩まされていました。
近所の皮膚科でレーザー治療が受けられると聞いて、まずはカウンセリングを受けに行きました。
カウンセリングでは治療後の注意事項をメインに説明を受け、テスト照射をおこないます。
テスト照射はどのタイプのレーザーが合っているのか、どれくらいの出力が良いのかを判断するためにおこなうとのことでした。
照射はパチンと輪ゴムではじかれたような感触です。
照射自体はさほど痛くなかったのですが、痛みが強くなってきたのは照射後。
ヤケドのようなヒリヒリした感じが1時間ほど続きます。
その間は清潔な保冷剤で肌を冷やして、痛みを和らげていました。
2週間後に本照射
2週間後に本照射をしました。
カウンセリングと本照射が別の日になるかどうかは、クリニックによるかと思います。
私が治療を受けた皮膚科ではテスト照射の結果を元に本照射する、という方針のため2週間の間隔がありました。
治療をする1時間ほど前に、カウンセリングのときに出されたテープ状の麻酔を照射場所に貼って来院します。
テスト照射で最も効果が高く出た方法で、本照射を始めます。
私が受けたのは「Qスイッチヤグレーザー」という機械で、出力も高めでした。
やはり、パワーが強くないと効果が出ないくらい強力なシミだったようです。
照射後は顔中テープだらけ
照射が終わり、炎症を抑える薬を塗った後はガーゼとテープが一緒になったものを貼ります。
今度はテスト照射よりも広い範囲を照射したので、顔じゅうから火が出るような痛さです。
本照射はテスト照射同様、やっている最中は痛くないのですが、後からジンジンとします。
1時間は保冷剤を頬に当てながら何もできない状態でした。
当日はお風呂に入ったときにテープをはがして、やさしく洗います。
処方された薬を塗って、またテープを貼り付け、かさぶたがとれるまで保護します。
保護の理由は、レーザーを照射した部分の皮膚は薄く、紫外線などのダメージを受けやすいから。
レーザーの照射後は日焼けや擦れなどの刺激から肌を守らなくてはなりません。
そのため、テープを貼って保護するのです。
テープは薬局で売っている茶色い保護テープでもよいのですが、貼り付け感が気に入らなかったため、下のものに変えました。
かさぶたが取れるまではガーゼを間に挟んで、上からファンデーションを塗っていましたが、普段と同じような肌感覚でいられましたよ。
かさぶたが取れてからは、テープを直接肌に貼って保護していました。
照射6時間後の写真
お風呂に入る前にテープをはがした状態のときの写真です。
ちょっとテープの後が残っていますね。
このときはヒリヒリした感じが残っていて、炎症が強く出ているのでこの日はシャワーで済ませました。
右頬の照射部分の中央から下へかけて黒くなっていないのは、テスト照射した部分だからです。
ほかの部分も照射した部分は、黒くなっているのがわかります。
3日経過後
さらに黒く、皮膚も固くなってきました。
3日たつとヒリヒリした感覚もなくなり、触るとかさぶたのような厚みがあります。
1週間経過後
さらに色が濃くなって、固くなってきました。
本当にきれいになるのだろうかと、心配になってきます。
10日経過後
左頬のかさぶたが、お風呂上りに取れました。
右頬もふちの部分がはがれているのがわかります。
11日経過後
両頬のかさぶたが取れました。
うっすらとピンク色になっていて、レーザーを当てた部分の皮膚が薄くなっていることがわかります。
2週間経過後
ピンク色が落ち着いてきました。
乾燥しているせいか、左側の皮が剥けてしまっていますね。
3週間経過後
レーザー治療をした痕跡はほとんどわからなくなりました。
レーザー治療後の1~3カ月は色素沈着が起こると、説明があったのでこれから少し茶色くなるかもしれません。
色素沈着が落ち着いて、色味がなくなってから完了なのだそうです。
かさぶたが取れてしばらくたってからも、日焼けには気をつけないといけません。
1日中外にいるようなときは、上で紹介したテープを貼っていましたが、毎回となると面倒になってきます。
テープと併用して日焼け止めも塗っていました。
昨年からこの日焼け止めを使っているのですが、白浮きしないし日焼け止め特有の「キュッ」とした感触がないのでとても気に入っています。
日焼け止めの臭いもなくて、塗った後の肌はベタ付かないのに潤っています。
もう浮気できません。
1カ月経過後
お風呂上りに写真を撮ったため、顔が少し赤くなってしまっていますが、シミはほとんど目立たなくなりました。
今後の色素沈着の出方に注目しようと思います。
1カ月経ちましたので、レーザー治療を受ける前の写真と比較してみます。
かなり薄くなっているのがわかると思います。
2カ月経過後
シミはほとんどなくなりました!
この程度までくれば、薄化粧でもシミが目立ちません。
5カ月以降経過しました
この章を書いているのは、シミ取りレーザーをやってから5カ月がたった時点です。
色素沈着などのトラブルは起こらず、シミで茶色くなっていた部分はほかの肌と同じ色になりました。
目立つ部分のシミだけにレーザーを当てたので、すっぴんで出歩くのはためらわれますが、それでもかなり自分に自信が持てるようになりました。
温泉やプールで知っている人に会っても、これくらいなら大丈夫、と思えるようになったのは大きな変化です。
【結論】シミ取りはやってよかった!
さまざまな化粧品やサプリメントを試しましたが、やっぱり化粧品ではシミを消すことはできません。
医薬部外品の美白化粧品でも、私には効果を感じられませんでした。
照射後2週間は「本当に大丈夫なのだろうか」と心配になりましたが、2カ月後にはすっかりきれいになりました。
カウンセリングの際に色素沈着が消えるまで人によっては半年以上かかるともいわれていたので、とりあえずは安心です。
レーザーのシミ取りといってもさまざまな種類があります。
私のようにダウンタイムが長いレーザーもあれば、ないものもあります。
迷っている人はまず、皮膚科や美容外科でカウンセリングを受けて、自分に合っているかどうかを確かめてみることが大切です。
この記事の体験が、シミ取りで迷っている人の参考になれば幸いです。
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